株式会社Kaizen Platform(本社:東京都港区、代表取締役:須藤 憲司、以下 Kaizen Platform)は、Webサイト上でパーソナライズされた顧客コミュニケーションを実現する統合開発基盤「Kaizen Cloud Engine」をリリースします。
Webサイトに訪れる顧客のニーズは多様化の一途をたどり、マスで捉えた画一的なコミュニケーションでは継続的に顧客の満足を得ることは難しくなっています。一方で、この多様化したニーズを細かく分析し施策を実行することは現場の負担が大きく、また既存の開発基盤に大きなシステム改修を要するケースが少なくありません。
この課題を解決するため、当社はこれまでのユーザーデータ基盤、アクセスログ解析、A/Bテストと提供してきた機能群を一つに統合し、顧客1人ひとりに合わせたコミュニケーションを可能にするパーソナライズ統合開発基盤「Kaizen Cloud Engine」としてリリースします。
当社が提供するKaizenタグ(JavaScriptのタグ)をWebサイトに設置するだけで環境のセットアップが完了し、既存システムには一切手を加えずにパーソナライズ施策の開発が可能になります。
今回のリリースに合わせて、企業様自身でセルフサーブでご利用いただく場合には15万円/月※からご利用を開始いただけるサービスメニューを本日より販売開始しました。多くの企業様に、より顧客1人ひとりに寄り添ったマーケティングコミュニケーションを実現いただけるよう支援して参ります。
※月間10万UUまでとなります
パーソナライズ施策例
閲覧履歴の表示(高島屋さま 導入事例)
高島屋さまのWebサイトにはあらかじめ商品の閲覧履歴機能がありましたが、お中元商品のみに絞った履歴を表示し、ユーザーの目的に寄り添った商品比較を可能にしました。
特定商品に絞った表示を自社開発で実施するには導入コストが高く、一般的なマーケティングツールでは行き届きにくい、きめ細やかなコミュニケーションを実現します。
より身近なランキング表示に
求人検索サイトやレストラン検索サイトで、ユーザーが見ている条件に合わせて地域別・ジャンル別などに絞ったランキング表示ができます。
ユーザーから「自分には関係ない」と思われやすい”全国”ランキングを、ユーザーの興味・関心を基にしたマイクロランキング=「関係のある」コンテンツに変えることは、回遊率向上の効果が見込めます。
同時閲覧人数の表示で購買意欲を刺激
キャンペーン企画は、アクセスが集まる絶好の機会。在庫が少なくなっていること、商品に対して他にも購入者の存在がいることを意識させて盛り上がりを演出し、購入意欲を刺激します。
複雑なURLルールでの集計やURLでは識別できない商品など、一般的なマーケティングツールでは難しい設定も、ページ内の表示要素を抽出することでシーンを問わず素早く手軽に設定、実装可能です。
「Kaizen Cloud Engine」について
Kaizen Cloud Engineは、これまでKaizen Platformが提供してきた機能・ツールを統合し、お客様によりスピーディーにパーソナライズ施策を実現いただける統合開発基盤です。
Log Management Systems (LMS)
WebサイトにKaizenタグ(JavaScriptのタグ)を設置するだけでユーザー行動ログの収集・蓄積が開始できます。LMSの管理コンソールからScriptを設定することで、標準定義されている行動ログだけでなく会員基盤やDMPなどサイト固有のユーザーデータを収集することも可能です。
Data Management Systems (DMS)
蓄積されたユーザー行動ログを分析し、パーソナライズ施策に活用できる形に集計・加工ができます。集計結果は、Kaizenタグが設置されているページであればいつでも利用できます。
<活用例>
- 求人検索サイトのお仕事詳細ページのアクセスログから、地域別・職種別のマイクロランキングを集計
- ECサイトのサイト内検索結果ページのアクセスログから、ユーザー属性別のホットワードを集計
Content Management Systems (CMS)
DMSで集計したデータを用いてパーソナライズ施策のUIを作成することができます。作成したUIはWebサイトに実装・配布しなくても、Kaizenタグが設置されているページであれば管理コンソールからの操作でいつでも簡単に配信・停止することができます。