Kaizen Platformでは、タグを設置するだけでより良い体験を提供できる環境を目指し、UX改善の技術基盤である「KAIZEN ENGINE」機能開発を強化しております。2024年11月に実施したWebサイトの次ページ遷移時の表示速度の高速化のアップデート（※）では、実際にお客様の環境へと実装したところ、最も高速化した実績では59％、全体の平均でも約40％の速度改善を実現いたしました。

今回のアップデートでは特にLP向けに、画像フォーマットの最適化による表示速度の高速化と、AIを活用し前後文脈と画像解析による自動altタグ付与によるアクセシビリティ向上に対応いたしました。広告やSEOのパフォーマンスを改善するためには、表示速度の高速化やアクセシビリティ向上は重要な要素であり、今回のアップデートによって、タグを設置するだけで広告の品質スコアの向上やCWV（Core Web Vitals）の改善によるSEO効果などが期待されます。

①画像最適化について
「KAIZEN ENGINE」は、通常なら複数部門の承認やインフラチームの工数が必要となる技術的改善を、JavaScriptタグを設置するだけで即日実現します。

画像フォーマットの最適化：画像ファイルを次世代フォーマットに自動変換し、開発リソースやインフラ変更なしでファイルサイズを大幅削減
高度な配信最適化：通常ならサーバー設定変更やSSL証明書の導入、複雑なCDN設定が必要な配信高速化を、管理画面の設定だけで実現

多くの大企業では、HTTP/2への移行は部門間調整や承認プロセス、計画から実装まで数週間から数ヶ月を要する大規模プロジェクトとなりますが、「KAIZEN ENGINE」ではこれらのハードルを一切排除。担当者がタグを設置するだけで、即日から効果を発揮します。
実際に、従来のHTTP/1.1環境で画像を多用するランディングページでの検証では、表示速度が平均50％〜80％向上。これはインフラ変更を伴う大規模プロジェクトと同等以上の成果を、圧倒的な導入スピードとコスト効率で実現したことを意味します。

②自動altタグ付与について（※2025年4月上旬を目処に提供予定）
ページ内の画像ファイルのaltタグ不備を自動で検出、またAIで前後文脈と画像の内容を解析し、altタグの自動生成にも対応します。
対象：全ブラウザ（Webサイトに「KAIZEN ENGINE」のタグを設置）

Kaizen Platformでは、常に最良の顧客体験を誰でも簡単に提供できる社会の実現を目指し、独自の技術基盤である「KAIZEN ENGINE」の機能強化及び研究開発を推進してまいります。

（※）2024/11/19 プレスリリース：Kaizen Platform、UX改善の技術基盤「KAIZEN ENGINE」をアップデートし、タグを入れるだけで次ページ遷移時の表示速度の高速化が可能に
https://kaizenplatform.co.jp/news/2024-1119-kaizenengine